「水土里ネット」とは?

水路を守っている土地改良区と土地改良事業団体連合会の愛称です。従って富良野土地改良区は、「水土里ネットふらの」となります。

:水路のネットワーク

:資源の循環型社会へのネットワーク(有機資源の活用・リサイクル)

:農家と地域社会とのネットワーク

土地改良区(水土里ネット)って何をしているの?

土地改良区は、全国にはりめぐらされている水路そして農地を整備して管理する為の農家が作った組織です。
水路の歴史は、稲作の歴史でもあります。現在水路は、全国に40万km、地球10周分に相当する延長があり、地域ごとにある水土里ネットが管理しています。

次に「水土里ネットふらの」についてお話しします。

水土里ネットふらのは、北海道のへそ富良野市を含む上富良野町、中富良野町の1市2町のエリアの水田と畑に水路を造り管理をしています。

関係地域の面積は、約9,200ha、関係農家戸数は約690戸、農業ダムが4カ所、調整池(水を貯める施設)20カ所、頭首工(川にゲートを設置して水を取水する施設)24カ所、用水機場(ポンプで水を高い農地に送る施設)12カ所、この他に排水路約310km、農道約40km、そして用水路が網目の状態で地域に約890kmあります。
この施設を水土里ネットふらのが管理しています。
この施設を25の農家の組織(管理組合)と土地改良区の職員が管理をしています。

水土里ネットの新たな取り組み -水土里ネット<21世紀創造運動>-

近年、都市化そして混住化が進み土地改良区の大切な施設である水路にゴミの投棄、水質汚染水の混入等農村を取り巻く環境の悪化が進んでいます。
農村地域の担い手の高齢化、そして離農等による減少が進み地域の崩壊の危機に直面しています。
水土里ネットが果たしている役割は、農村地域の施設を適正な管理をしていることによって、食料生産の安定、国民共有の財産でもある農村環境の健全な維持を図ることができます。